14Sep
煮物にお漬け物にサラダに、と活躍しまくりのお役立ち野菜「大根」。
美味しいだけではなく、実はダイエット効果もあるってご存じでしたか?
そこでここでは、知られざる(笑)大根のダイエット効果と、食べ方のコツについてダイエットを志すあなたに、特別にお伝えしていきますね!
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目次
大根がダイエットに効く?:その驚くべきパワーとは?
1.3つの消化酵素が消化を助ける
まず、注目すべきは、大根に含まれているアミラーゼ、プロテアーゼ、リパーゼという3つの消化酵素。
消化酵素は、その名の通り、食べ物を消化(分解)するためにある酵素。
食べ物を分解し、そこに含まれる栄養素(炭水化物(デンプン)、タンパク質、脂質)を吸収されやすくする働きがあります。
この消化酵素、唾液、胃液、膵液、腸液などから分泌されているのですが、問題は量に限りがある点。
しかし、不足すると、いわゆる消化不良を引き起こし、ダイエットの天敵・便秘の原因に。
また、脂肪を効率よく燃焼することができなくなるので要注意です。
こんな悲劇(?)を防ぐためには、外から消化酵素を補う必要があるのですが、そこでいい仕事をしてくれるのが大根。
よくサンマの塩焼きや天ぷらに、大根おろしが添えてありますが、あれはこの大根の消化酵素のパワーを利用したもの。
普段何気なく食べている方も多いと思いますが、実は理に適った食習慣なのです。
ただし!注意して欲しいのは、酵素は熱に弱いということ。
したがって、煮たり焼いたりせずに、生で食べる必要があるのですが、先端部分や皮付近には、特に多くの酵素が含まれているのだとか。
つい処分してしまいがちな方も多いかと思いますが、ここもしっかり食べるようにしましょう。
2. 代謝を上げるイソチオシアネート
大根おろしって、結構ピリッとした辛さがありますよね。
それが苦手~、という方もいらっしゃるかと思いますが、実はそこにダイエットに超お役立ちな成分が含まれています。
その正体とは、「イソチオシアネート」。
これは辛み成分の一種で、血液中の脂肪の代謝を活性化させる働きがアリ。
さらに、肥満を引き起こす活性酵素を無害なものにする働きもあるため、ダイエッター女子には無視できない成分です。
ただし!この成分、そのまま大根に含まれているわけではなく、すりおろしたり切ったりして、細胞が壊れることで生まれるものなのだとか。
一番いいのは、大根おろしで、これだと最も効率よく摂ることができるそうです。
したがって、ダイエットを志す方、大変な作業ではあるけれど、時間がある時はなるべく大根をおろして摂取するようにして!
大変な作業ではありますが、ここは1つ、これはトレーニングだ!二の腕引き締めだ!と割り切って頑張ってみましょう(←私の乗り切り方です(笑))。
ちなみに、このイソチオシアネート、大根の根の先端部分に多く含まれているのだとか。
そのまま食べると結構辛い部分ですが、ポン酢やレモン、かぼすなどをかけて食べるようにしましょう。
3.食物繊維で便秘改善
大根に含まれる栄養素の中で、ダイエッターには無視できないのが食物繊維。
成人女性の1日摂取推奨量17gに対し、大根100gには1.4gの食物繊維が含まれています。
しかも!大根が素晴らしいのは、「水溶性食物繊維」と「不溶性食物繊維」の両方が含まれている点。
水に溶けやすい水溶性食物繊維は、腸の動きが激しすぎて起こる「痙攣(けいれん)性便秘」の解消に最適。
水に溶けにくい不溶性食物繊維は、腸の動きが鈍くなった時に起こる「弛緩性便秘」に効果的を発揮するので、大根はあらゆる便秘に対応してくれるわけです。
また、水溶性食物繊維には、脂肪の吸収を抑えたり、血糖値の急激な上昇を防ぐ効果もアリ。
水を吸収して胃の中で膨らむため、食べ過ぎを防ぐ効果も期待できるため、ダイエットには必須の成分。
この意味でも大根、ダイエットに効果を発揮してくれるのです。
ちなみに、この食物繊維の効果は、私も実感しているところ。
私の場合、仕事が煮詰まるとお通じが悪くなる~という典型的な痙攣性便秘のパターンなのですが、積極的に食べるようになったところ、カチカチだったお通じが結構スムーズに。
下腹がへこみ、タイトスカートが履けるようになりました!
・・・と、ここまで、大根がダイエットに効果的な理由についてお伝えしてきましたが、具体的にどうやって食べたらいいわけ?とお思いの方、多いかと思います。
そこで、ここからは、大根のダイエットお助けパワーを最大限に引き出す食べ方のコツについて、お伝えしていきますね。
ダイエットにパワー発揮の大根:効果的な食べ方は?
1.生で食べましょう
上でも書いたように、大根に含まれる消化酵素は、熱に非常に弱い成分。
加熱してしまうと、本来の実力を発揮できなくなってしまいます(泣)。
また、大根にはビタミンCも豊富に含まれており、美肌維持にはもってこい!の食材なのですが、ビタミンCも実は熱に著しく弱い成分。
*参考:大根100g当たりに含まれるビタミンC:11mg
成人女子の1日当たりのビタミンC水晶摂取量:100mg
火を通すと、こちらも壊れてしまうので要注意です。
したがって、ベストは生で食べること。
上でも書いたように、イソチオシアネートを摂るためにも、大根おろしがベストですが、さすがにそればかりはキツい!という方、サラダや浅漬けでも十分効果はあるので、いろいろ工夫してみましょう。
ちなみに私のオススメは、大根サラダ。
大根をせん切りにし、そこにゴマ(or砕いたクルミ)とポン酢をかけるだけなのですが、これが(自分で言うのも何ですが(笑))かなり美味しい。
洋風にも和風にも合うので、重宝している一品です。
あと、大根スティックもかなりオススメ。
ニンジンやキュウリなどと一緒に盛り付ければ、見た目も結構オシャレなので、一度試してみてください。
2. 1日300gを目安に
ダイエットにいいことづくめの大根ですが、どのくらい食べたらいいのか?
いろいろ調べてみたところ、1日300gがベストなようです。
生の大根300gというと、大根の太さにもよりますが、だいたい輪切りにして6cm程度。
かなりの低カロリー(54キロカロリー)なのに、これだけで結構お腹がふくれますし、食物繊維も4.2g=1日の推奨摂取量の4分の1程度を補給できるので、ダイエットには本当に効果的。
調理法さえ工夫すれば、結構美味しく食べられちゃいます☆
3. 基本的に1日1回、食前か食事中に!
では、その300gの生大根、一体どのタイミングで、どんなふうに食べたらいいのか?
調べたところ、食前か食事中、1日1回で食べてしまうのがベストなようです。
・・・けれど、生の大根300gって、結構な量。
(私も含めて)そんなの無理~!という方、多いと思います。
というわけで、さらに調べたところ、減らしたい体重によって、食べる回数を増やすことも可能なのだとか。
例えば、5~6kgの減量を目指す人は2回、7kg以上減らしたい人は3回、というように分けて食べると効果的なようです。
これなら、無理なくできますよね。
ちなみに、6kgのダイエットを目指す私は、1日2回に分けて摂取。
これなら1回当たり150gなので、結構簡単。
朝晩に分けて、朝はサラダ、晩はサラダ&大根おろし、という形で摂取しています。
4.大根おろしはすりおろしてから15分以内に!汁も飲んで!
上にも書いたように、ダイエッターにとって一番効果的なのは、大根おろしで摂取する方法。
ただし!その場合、2つ注意してほしい点があります。
まず、注意してほしいのは、すり下ろしてから15分以内に食べるということ。
これは、大根おろしの消化酵素の効果を保つため。
残念ながら、酵素のパワーは時間がたつと薄れてしまうので、この点は注意しておきましょう。
あと、天ぷらにつけるにせよ、焼き魚につけるにせよ、味が薄くなるから~、と水を切ってしまっている方、それもダイエット効果を狙うという点ではアウト!
イソチオシアネートは、実はその水分に含まれているので、決して捨てずにそのままいただくようにしましょう!
おわりに
消化酵素によるダイエット効果、代謝アップ、便秘改善と、実にいろんな効果の期待できる生大根。
この情報、日々ダイエットに美容に励んでおられるあなたのお役に立てれば幸いです。
ただし!注意してほしいのは、大根だけ食べてればそれでOK!というものではないということ。
確かに大根には食物繊維やビタミンなど、重要な栄養素&成分が含まれていますが、特に筋肉を作るために必要なタンパク質はあまり含まれていないので、注意して!
また、東洋医学において、実は大根は、体を冷やしてしまう作用もある食材なので、冷え性の方は要注意!
必ずショウガやニラ、カボチャなどの体を温める食材を食事に採り入れるようにしましょう。
ちなみに、私の場合、この生大根ダイエットを始めてから、上にも書いたようにまずお通じがスムーズに。
体重も1ヶ月で1kgダウン、体脂肪率も0.7%ダウンと、結構いい感じで進んでおります。
うまく美味しく生大根を食事に採り入れて、スリムで美しい体を手に入れましょうね!
[Writer:けい]
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