11Aug
海藻類が好きで、特にめかぶには目がないワタシ…
冷蔵庫に常備し、毎晩おかずの1品として食べています。
・・・と、そんな話を先日職場にてしていたところ、同期の女子から「めかぶって、健康にいいの?」と聞かれ、調べてみることに。
すると、女性にとっては本当にウレシイ効果がいろいろあることがわかりました。
というわけで、この記事では、めかぶの栄養と効果について、健康&美容意識の高いあなたのためにお伝えしていきますね。
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目次
すごいぞ!めかぶの栄養とその効果
1.フコイダン
めかぶや昆布、もずくなどの海藻類のぬるぬる成分の中に含まれる食物繊維の一種・フコイダン。
めかぶには聞き慣れない名前の成分ですが、様々なパワーを秘めている栄養分です。
まず、期待できるのが、ダイエットを助ける働き。
フコイダンには、血液中の悪玉コレステロールや中性脂肪を低下させる作用がアリ。
また、腸が脂肪吸収するのを抑える働きもあるので、体に脂肪をため込むのを防いでくれます。
また、フコイダンは、実はビタミンCと同じ抗酸化物質。
人間が呼吸によって、体内に取り込んだ酸素の一部は、酸化させる力が強い活性酸素になり、これが過剰に作られると生活習慣病や、シミやシワといったお肌の老化を引き起こしますが、フコイダンにはこの酸化力に対抗するパワーがアリ!
つまり、若々しいお肌を保つために、いい仕事をしてくれるわけです。
また、人間の体には、がん細胞やウイルスに感染した細胞を攻撃するナチュラルキラー細胞という細胞が存在しますが、フコイダンにはこの細胞の働きを活性化させる作用がアリ。
その結果、免疫力を高め、病気にかかりにくい体にしてくれる働きも期待されています。
そして、忘れてはならないのは、便秘解消効果。
上にも書いたように、フコイダンは水溶性の食物繊維で、大腸の中で発行し、ビフィズス菌などの善玉菌を増やす働きがアリ。
また、水分を抱え込んで便を柔らかくする働きもあるため、便秘解消につながります。
お腹の調子が整えられれば、お肌のトラブルも解決される可能性があるので、これは無視できませんね!
2.アルギン酸
フコイダンと同じく海藻のぬるぬる成分の中に含まれている食物繊維・アルギン酸。
体内でナトリウムの吸収を妨ぎ、むくみや高血圧を改善したり、悪玉コレステロールを排出する作用があります。
また、やはり食物繊維なので、腸内環境を整え、便秘の改善に向けて一働き。
さらに、アルギン酸を含んだ食品を摂取すると、長時間にわたり満腹感を感じることができるので、結果として間食・ドカ食いを防ぐことも可能。
しかも、体内にほとんど吸収されることがないため、摂取カロリーを下げ、結果としてスムーズなダイエットを助けることができます。
3.ヨウ素
人間にとって必要不可欠なミネラルのひとつ・ヨウ素。
人間の体内には新陳代謝の調整や促進を行う甲状腺に多く存在します。
ヨウ素には、基礎代謝を高める作用があるため、ダイエット中の方には必須とも言えるミネラル。
その他、疲れやすい方や、体のだるさを感じる方にも、オススメしたい栄養素なのですが、めかぶ1カップ(50g)には195μgのヨウ素が含まれているのだとか。
成人女性の1日の推奨摂取量が130μgなので、十分カバーできる計算になります。
ただし!
注意してほしいのは、バセドウ病など甲状腺の病気を患っていらっしゃる方。
ヨウ素を摂りすぎてしまうと、症状が悪化する場合があるので、くれぐれも注意してください。
それ以外の方も、ヨウ素の過剰摂取が続くと、逆に体重が増えたり、筋力が低下するなどのトラブルが起こってしまうので、注意して!
成人女性の場合、1日の摂取量の上限は3000μgなので、むちゃくちゃに摂りすぎるということはないと思いますが、サプリを利用している方は、くれぐれも注意してください。
4ビタミンK
出血を止める働きがあることから、「止血のビタミン」とも呼ばれるビタミンK。
骨にあるたんぱく質の活性化にも作用するため、骨を丈夫に保つためにも、大切な栄養とされています。
なので、健康を保つ上では必須の栄養素なのですが、めかぶにはそんなビタミンKが豊富に存在。
成人女子の1日の推奨摂取量150μgに対し、1パックで(50g)20μグラム含まれているので、うまく活用したい食材です。
5. 葉酸
水溶性のビタミンB群の一種である葉酸。
ビタミンB12とともに赤血球の合成のために働くことから、「造血のビタミン」とも呼ばれます。
これ以外にも、葉酸には、タンパク質の合成や遺伝に関わる物質を合成する働きや、脳卒中や心筋梗塞などを防ぐ効果もアリ。
なので、貧血気味の方、妊娠中の方はもちろん、健康維持を心がける方には欠かせない栄養素です。
ただし、葉酸の問題点は、水溶性のビタミンなので、水に溶けやすい点。
ゆでるなどの調理によって失われてしまうし、光や熱にも弱いため、非常に摂りにくいのが難点です。
その点、生で食べることの出来るめかぶは、まさに理想的な食材。
成人女子の1日の推奨摂取量240μgに対し、めかぶ1カップ(50g)には、18μgの葉酸が存在。
決して量的には多くありませんが、先にも書いたように、効率よく葉酸を補充できる食材なので、是非献立に取り入れたいものです。
6.ヒアルロン酸
化粧品に含まれており、保湿成分として名高いヒアルロン酸。
細胞と細胞の間に多く存在しており、水分を保持し、クッションのようになって細胞を守っています。
なので、美容のためにも健康のためにも必須の成分なのですが、加齢と共に減ってしまうのが難点。
60代になると、赤ちゃんの頃と比べて、約25%にまで減っていってしまうと言われています(泣)。
だから、年をとると、肌が乾燥しやすくなったり、シミ・シワが出来やすくなってしまうわけなんですね(トホホ)。
しかし!実はめかぶのネバネバには、このヒアルロン酸が含まれているのだとか。
この成分、水分を保持する能力にすぐれていて、その量、なんとヒアルロン酸自身の約6000倍と言われているので、これは無視できない食材です。
と、このように、まさにいいことづくめのめかぶですが、食べ方によって、効果を最大限に引き出すことが可能。
次は、そのコツについてお伝えしていきますね!
【効果を引き出す!めかぶの食べ方】
1.炭水化物多めの食材と組み合わせる
上にも書いたように、めかぶは食物繊維が豊富な食材。
なので、血糖値を上昇させにくい、いわゆる「低GI食品」です。
それゆえ、血糖値を急激に上昇させるご飯やうどんなどの炭水化物にプラスすると、血糖値の上昇を緩やかにすることが可能。
血糖値の上昇が緩やかになると、すい臓から分泌されるインスリンが大量に分泌されることもないため、体脂肪がつきにくい状態に。
しかも、めかぶは1カップ(50g)6キロカロリーと超低カロリーなので、ダイエット中の方にも、ぴったり♪
食材のかさ増し効果も期待できるので、是非試してみてください。
2.ビタミンB2・コラーゲンと組み合わせる
上の6.にも書いたように、めかぶはヒアルロン酸の豊富な食材。
このヒアルロン酸、ビタミンやコラーゲンと一緒に摂るとより高い効果を引き出すことができます。
中でも、ヒアルロン酸の保水効果を引き出すとされているのが、ビタミンB2。
ビタミンB2は、
- 豚レバー:3.60mg
- 納豆:0.56mg
(含有量は全て100gあたり)
に多く含まれているので、こうした食材と組み合わせて食べると、そのパワーも倍増。
ちなみに、私は納豆と組み合わせて食べていますが、ご飯にも合うので、結構オススメです。
ちなみに、コラーゲンは、お手軽なところだと、
- 鶏の軟骨(胸):4000mg
- 鶏砂肝:2320mg
- 鶏手羽元:1990mg
(含有量は全て100gあたり)
に豊富に存在。
コラーゲンそれ自体も美肌には必要な栄養素ですし、日本人は不足気味(推奨摂取量:5~10gに対し、日本人の平均摂取量は1,900㎎)とも言われているので、是非、めかぶとこうした食材を上手く組み合わせてみることをオススメします。
おわりに
いかがだったでしょうか?
私のお届けした、めかぶの栄養と効果に関する記事、健康&美容への意識の高いあなたのお役に立てれば幸いです。
ただし!注意して欲しいのは、食べ過ぎ。
海藻類の食べ過ぎは、下痢の原因にもなるとされていますし、食物から摂取できる栄養バランスも偏ってしまいますので、適量(めかぶなら1日1パックなど)を意識するようにしましょう。
また、上の成分の3でも書いたように、めかぶに豊富に含まれているヨウ素は、甲状腺のトラブルを悪化させてしまうことも。
バセドウ病など、甲状腺機能の病気を患っている方は、くれぐれも注意してください。
こうした点だけ注意すれば、めかぶは非常にメリットの多い食材。
うまくめかぶを献立に取り入れて、健康&美容のレベルをがんがん上げていきましょうね!
[Writer:けい]
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