11Jun
便秘改善からカルシウム補充、ダイエットのサポートなど、様々な効果が期待されているヨーグルト。
私も大好きで、毎日食べています♪
けれど、そんなヨーグルト、食べ過ぎると結構危険って、知っていました?
というわけで、ここでは、ヨーグルトの食べ過ぎによる影響について、皆さんにお伝えしていきますね。
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目次
ヨーグルトを食べ過ぎるとどんな危険性がある?
1.下痢を引き起こしてしまう
ヨーグルトには、腸内環境を整える働きがアリ。
しかし、食べ過ぎると、下痢を引き起こしてしまうこともあるんです。
その原因とされているのが、乳糖不耐症。
牛乳に含まれる糖質=乳糖は、「ガラクターゼ」という酵素によってブドウ糖とガラクトースに分解されて、初めて体に吸収。
しかし、この「ガラクターゼ」を生まれつき持っていなかったり、少量しか作られないために、乳糖をうまく分解出来ない方がいらっしゃいます。
特にアジア人はこの症状を持っている方が多く、何と80%以上(!)もの方が乳糖不耐症にお悩みなのだとか。
残念ながら、乳糖不耐症は体質なので、どうすることもできませんが、それ以外の要因が下痢の場合は対処法はあり。
例えば、私の場合、内臓が冷えやすく、冷たい物を食べるとかなりの割合でお腹を壊し、腹痛&下痢に悩むので、ヨーグルトは必ず常温に戻すか、ホットヨーグルトにして食べるように。
(ホットヨーグルトの作り方に関しては、こちらの記事も良ければ見てください→ヨーグルトダイエットの方法!成果を出すためのポイントは?)
また、一気にたくさん食べると、腸が急激に刺激されるので、少しずつゆっくり食べるようにしています。
あと、注意して欲しいのは、キシリトールやソルビトールの甘味料が含まれている場合。
これらの甘味料は、消化しづらく、人によってはお腹を壊す原因となるので、思い当たるフシのある方は、無糖のタイプを選ぶのがオススメ。
ただし、その場合も、絶対食べ過ぎはやめましょう。
2.逆に便秘になってしまうことも
お通じをよくするために、ヨーグルトを毎日たっぷり食べているのに、かえって便秘がひどくなった~なんて方、いらっしゃいませんか?
実は食べ過ぎは、逆に便秘を引き起こしてしまうこともあるので要注意です。
というのも、ヨーグルトは一見、消化に良さそうに見えますが、主な成分は、タンパク質や脂質。
※参考:ヨーグルト小鉢1杯分(120g)の栄養素
- タンパク質:4.32g(成人女子の一食当たりの推奨摂取量:15~34g
- 脂質:3.6g(成人女子の一食あたりの推奨摂取量:13~20g)
したがって、食べ過ぎてしまうと、消化できないタンパク質や脂肪が、長く腸内に残ってしまうことに。
その結果、悪玉菌が増えてしまい、便秘が悪化してしまうのです。
なので、お通じを改善したいのは分かるのですが、食べ過ぎは禁物。
各メーカーが表示している摂取目安量を基準にして、食べるようにしましょう。
その他、体に合っていないヨーグルトの食べ過ぎも便秘を引き起こしてしまう原因に。
というのも、一口に乳酸菌とはいいますが、実はその種類は様々。いくつか紹介すると、
- 乳酸菌シロタ株:ヤクルトにも使われている乳酸菌。腸内環境の改善にも役立つ
- LG21乳酸菌:他の乳酸菌に比べて胃で生きる力が強いのが特徴。ピロリ菌の活動を抑える効果が期待されている
- ラブレ菌:京都のすぐき漬けから発見された植物性の乳酸菌。悪玉菌の増殖を抑え、腸内環境を整えたり、免疫力を強化したりする働きがある
- KW乳酸菌(乳酸菌KW3100株):アレルギー改善や免疫力アップが期待されている
- プラズマ乳酸菌(JCM5805株):風邪やインフルエンザに強い身体を作るとされている
- モラック乳酸菌:インフルエンザへの効果が期待されている
- L-92乳酸菌:アトピーや花粉症などのアレルギー症状緩和が期待されている
- ガセリ菌SP株:腸内に長く留まり、腸内環境を整えたり、免疫力を高めることが期待されている
- フェカリス菌:免疫力をアップし、花粉症やアレルギーに効果があるとされている
など、期待される効果も様々です。
残念ながら、人によって合う菌は異なるため、まず食べ始めてから2週間~1ヶ月ほどお通じに変化があるかどうか、様子を見るのがオススメ。
それで効果がなかった場合は、他のヨーグルトに変えて、また体調がどう変化するか、様子をみましょう。
私の場合も、1ヶ月ほど某メーカーのヨーグルトを試してみて、イマイチ効果が感じられなかったので、他のメーカーに乗り換えたところ、1週間くらいでお通じが改善。
2日に1日・残便感あり→1日1回・スッキリに代わったので、以後、そのブランドを愛用しています。
ただし、自分に合う物が見つかったとしても、もちろん、食べ過ぎは禁物ですよ!
3.冷え性が悪化してしまう
東洋医学では、食品を「陰性食品」と「陽性食品」に分類。
「陰性食品」は体を冷やす作用、「陽性食品」には体を温める作用があると考えられています。
なので、冷え性にお悩みの方は「陰性食品」は出来る限り控えた方がよいのですが、実はヨーグルトはこの「陰性食品」の1つ。
食べ過ぎると、一気に冷え性が悪化してしまう可能性もあります。
なので、冷え性の方、私もそうなのでよく分かるのですが、便秘がひどいから~と言って、ヨーグルトをガン食い!などというのは、絶対やめて!
1にも書いたように、常温に戻すか、ホットにしたヨーグルトをあくまで適量、食べるようにしましょう。
ちなみに、この「陰性食品」、調理を工夫したり、他の食材と組み合わせることで冷やす作用を和らげたり、陽性に変えることが可能なのだとか。
例えばヨーグルトの場合、「陽性食品」であるシナモンパウダーや黒糖、黒ごまペースト、きなこなどをトッピングすることで、かなり冷やす作用を抑えることができるそうです。
逆に避けた方がいいのは、マンゴー、パイナップル、バナナなどのトロピカルフルーツ。
これらは「陰性食品」なので、避けた方がベターです。
実は私もバナナを加えて食べていたのですが、これを知って以来、きなこに変更(笑)。
結構美味しいし、お通じも良くなったので興味のある方は是非一度試してみてください。
4.ダイエット&健康維持のつもりが逆効果に
2でも書いたように、ヨーグルトはタンパク質・脂質の多い食品。
なので、カロリーも小鉢1杯で74キロカロリーと、ご飯一膳(160g)の3割くらいに達します。
また、乳製品の脂肪分は飽和脂肪酸と呼ばれるもので、ヨーグルト1鉢にも3gほど含まれているのですが、これには血液中の中性脂肪やコレステロールを増やす作用がアリ。
なので、特にコレステロールの値の高めの方は、注意が必要。
食べ過ぎてかえって健康悪化(泣)なんてことにもなりかねません。
なので、特にダイエット中、コレステロールの高めの方は、食べ過ぎは絶対アウト!
低脂肪タイプの物を選び、あくまで容量を守って食べるようにしましょう。
5.アレルギーを起こしてしまう危険性
「遅延型フードアレルギー」という言葉をご存じでしょうか?
通常、アレルギーというと、食べてすぐに症状が出る「即時型」のタイプが知られていますが、この「遅延型」というのは、食べてから6時間~24時間後に何らかの症状が出るのが特徴。
しかも、出る症状は、消化不良や下痢、肌荒れ、倦怠感など、非常に幅広いので本人も気づかない場合が多くかなり厄介な代物です。
で、この厄介なアレルギーを引き起こしてしまう原因の1つが、同じ食品の食べ過ぎ。
特に乳製品はアレルギーを引き起こしやすい食材の1つなので、ヨーグルトにも注意が必要です。
これを防ぐためには、まず食べる頻度を減らすのが重要。
好きな食品でも、3日~4日に1回ぐらいのペースに落とすようにしましょう。
また、定期的に食べるヨーグルトの種類を変えるのも、かなり効果的なのだとか。
大体4日ぐらいのローテーションでヨーグルトのメーカーを変えるのが有効だそうです。
ちなみに、遅延型フードアレルギーについては、最近は病院でも検査してもらえるみたい。
症状に思い当るフシのある方、心配な方は、一度検査してもらえる病院を調べてみることをオススメします。
おわりに
いかがだったでしょうか?
私のご紹介したヨーグルトの食べ過ぎが引き起こしかねない危険性、あなたのお役に立てれば幸いです。
ただ、やはりヨーグルトはメリットも非常に多い食品。
あくまで適量を心がけ、食べ方を工夫したり食べ過ぎなければ、健康にも美容にも役立つアイテムです。
危険性を知った上で、注意しつつもうまく食生活に取り入れて、健康&美容のレベルアップを図っていきましょうね!
[Writer:けい]
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