28May
雑誌やテレビでその健康・美容効果が取り上げられることの多い納豆。
私も大好きで、毎日朝晩1パック欠かさず食べているほど♪
休日、家で1日過ごすときなんかは、お昼にも食べています(笑)
と、そんなことを友人と話していたとある日、「納豆ってどんな効果があるの?」と聞かれ、私もいまいちピンとこなかったので、ちょっと調べてみることに。
そこでここでは、この度私がリサーチした女性にウレシイ納豆の効果について、皆さんにお伝えしていきますね。
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【女子にウレシイ!納豆の効果】
1.美肌効果
まず、いい仕事をしてくれるのが、納豆に含まれるビタミンB群。
参考:納豆1パック(50g)に含まれるビタミンB群
- ビタミンB1:0.04g(成人女子の1日の推奨摂取量:1.4mg
- ビタミンB2:0.28mg(成人女子の1日推奨摂取量:1.6mg
ビタミンB1には、脳や神経を正常に働かせてストレスを溜めない作用、ビタミンB2には、細胞の再生を促し、粘膜を丈夫にする作用アリ。
まさに、美肌作りには欠かせない栄養素です。
これに加え、ビタミンEも美肌作りに貢献。
紫外線を浴びると、人間の肌の奥にはシワやタルミの原因である活性酸素が発生してしまいますが、ビタミンEには、この働きを抑える作用がアリ。
また、血液の循環を促して皮膚の新陳代謝を高めたり、肌を保護する「バリア機能」を正常に保つ作用もあるので、紫外線や大気汚染物質などによるダメージを気にする女子にとっては、まさに必須のビタミン。
成人女子の1日推奨摂取量6.0mgに対し、 1パックの納豆には、0.25mgのビタミンEが含まれているので、うまく活用すればカバーに貢献することができます。
そして何より特筆すべきは、ビタミンK。
納豆菌が作り出すビタミンですが、ビタミンKには毛細血管のダメージをやわらげ、アザを薄くする効果や、紫外線で傷んだ肌をメンテナンスする働きがアリ。
夏には積極的に摂りたいビタミンですが、成人女子の1日の推奨摂取量・150μgに対し、納豆1パックには、その2倍(!)にあたる300μgのビタミンKが含まれているのだとか。
美肌を目指す女子にとって、納豆は是非とも味方につけたい食材です。
2.骨を丈夫にする効果
知らず知らずのうちに減少していくため、非常に怖い骨量。
かくいううちの母も、実はその一人。
幸い、骨粗しょう症まではいかないのですが、健康診断で骨量低下が指摘され(年代平均の70%後半)、結構落ち込んでいました。
確かに、特に閉経後の女性は、エストロゲンという女性ホルモンの量が減少することで、骨密度が低下し、骨粗しょう症を発症しやすい状態にあるのだとか。
若い女性であっても、油断は禁物!
ストレス、ダイエットなどの影響で、近年は若い女性でも骨粗しょう症を発症する方が増えているそうです。
しかし、納豆には、そんな骨粗しょう症の予防に役立つ栄養素がたっぷり。
その筆頭がまず、カルシウム。
成人女子の1日推奨摂取量600~700gに対し、納豆1パックには、45mgのカルシウムがアリ。
しかも、カルシウムには、実は吸収があまり良くないというネックがあるのですが、納豆に含まれる消化の良いタンパク質は、カルシウムの消化吸収をも助けてくれるのだとか。
含有量こそ乳製品には及ばないものの、カルシウム補給源としては結構なお役立ち食材なのです。
次に、いい仕事をしてくれるのが、大豆イソフラボン。
最近、よく見聞きする成分ですが、この大豆イソフラボンは、ポリフェノールの一種で、先ほども名前を出した女性ホルモンのエストロゲンに似た構造を持つのだとか。
働きも非常によく似ていて、月経前症候群の緩和や乳がんの予防、そして骨からカルシウムが流出していくのを防ぐ役割があるとされています。
しかも、このイソフラボン、大豆に含まれている時は体に吸収されにくいそうなのですが、納豆に加工されると、納豆菌の働きで体に吸収されやすい形に。
1日の摂取目安量70~75mgに対し、納豆1パックには、65.0mgのイソフラボンが含まれているとのことなので、ほぼカバーできることになります。
そして、トドメとばかりにいい仕事をしてくれるのが、1.でもご紹介したビタミンK。
カルシウムが骨に結合するときに必要な栄養素で、丈夫な骨を作る上では欠かせない存在。
成長期はもちろん、骨の健康を守る上では一生欠かすことのできないビタミンなのです。
実際、こうした栄養素の効果のほどを示した研究もアリ。
20~79歳の健康な女性944人を3年間追跡調査したところ、閉経後の女性517人では、納豆をたくさん食べる人ほど骨の強さの指標である骨密度の低下が抑えられたそうです。
(データはこちら→1日1パックの納豆でカラダが変わる!)
3.肩こりを取り除いてくれる効果
スマホやパソコンをよく使う現代人にとっては、持病とも言える肩こり。
しかし、納豆には、そんな肩こり&お疲れに悩む女性を助けるパワーが備わっています。
そこで、いい仕事をしてくれるのが、サポニンという成分。
サポニンとは、植物の根、葉、茎などに含まれている配糖体(糖と様々な種類の成分が結合した有機化合物のこと)の一種。
明確な摂取基準量や推奨摂取量などは特になく、また納豆にどのくらい含まれているかもよくわからなかったのですが、納豆に多く含まれており、血管を丈夫にし、血行をよくする機能があるのだとか。
その結果、長い時間、同じ姿勢や悪い姿勢を続けていることなどで起こる血行悪化型の肩こりを改善・予防に役立つのです。
4.お通じを良くし、腸の状態を整える
女子の健康&美容の大敵ともいえる便秘。
実はその解消のためにも、納豆はいい仕事をしてくれます。
まず、いい仕事をするのが、食物繊維。
納豆1パックには、およそ3.4gの食物繊維が含まれていて、しかも善玉菌の餌となる「水溶性食物繊維」と腸を刺激して蠕動(ぜんどう)運動を活発にする「不溶性食物繊維」がバランス良く入っています。
(参考:水溶性食物繊維:1.15g、不溶性食物繊維:2.2g)
これに加え、いい仕事をしてくれるをのが大豆オリゴ糖。
大豆に含まれる糖類の一種なのですが、胃腸で消化されにくく、腸まで届くのが特徴。
そのため、腸内細菌の餌になり、腸内環境を整えることができるのです。
適切な摂取量は、便秘の度合いによっても異なるのですが、1日あたり2~6gが望ましいとされているのだとか。
納豆1パックには、1.0gの大豆オリゴ糖が含まれているので、例えば朝晩1パックずつ食べれば、最低量はカバーすることが可能です。
そして、トドメとばかりにパワーを発揮するのが、納豆菌。
腸の中で、善玉菌の毒になる活性酸素を分解する酵素と、善玉菌のエサとなる栄養を作り出し、善玉菌をサポート。
結果として、腸内環境を整え、お通じ改善のためにパワーを発揮してくれるのです。
5.アンチエイジング作用
数字の上で年をとるのはしかたないけど、老けてみられるのは嫌だわ~、なんて思っている方、結構多いのではないでしょうか?
実のところ、納豆はそんな贅沢な女性の願望をもサポート。
それは、納豆に含まれるポリアミンという物質にあります。
ポリアミンとは、細胞を持つ様々な生物に存在している成分で、細胞の生まれ変わりに必要不可欠な成分。
血管の炎症を防ぎ、老化を抑えたり、新陳代謝を活発にする効果があるとされています。
まさに最強の成分ですが、実はこのポリアミン、納豆などの大豆発酵食品に多く含まれているのだとか。
心身共に若くありたい女子にとっては是非とも採り入れたい成分です。
おわりに
いかがだったでしょうか?
私の採り上げた納豆の美容・健康効果、心身共に健康&美しくありたいあなたのお役に立てれば幸いです。
ただ、注意が必要なのは、まず、2でご紹介した大豆イソフラボンの取り過ぎ。
普通の食生活で採りすぎることは滅多にないそうですが、サプリなどでも摂っている方、大豆イソフラボンは過剰に摂取するとホルモンバランスを崩し、生理不順や子宮内膜増殖症(子宮内膜が過剰に増殖する病気)を引き起こしてしまうこともあるので注意して!
また、血栓症を患っていて、その治療のために「ワーファリン」というお薬を処方されている方の場合、やはり2でご紹介したビタミンKが薬の効果を妨害してしまうため、納豆の摂取は控えてください。
それ以外の方であれば、基本、あまり気にせず食生活に採り入れて大丈夫。
納豆をうまく食事に組み込んで、健康&美容のレベルをがんがん上げていきましょうね!
[Writer:けい]
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