31Mar
一所懸命保湿しているはずなのに、なぜか進行してしまうお肌の乾燥。
朝、しっかりスキンケアしたのに、昼にはもう目回り・口回りが引きつる~なんて方も、いらっしゃるかと思います。
かく言う私も、これに悩まされて30+X年。
ファンデーションを付けても、粉を吹いたりよれたりで、ベースメイクもうまく決まらないなどのトラブルに悩まされてきました(泣)
…と、そんな私ですが、美肌自慢の職場の先輩の喝入れにより、生活習慣を見直したところ、乾燥がかなり改善。
というわけで、ここでは、日常の中でできる顔の乾燥肌対策について、あなたにお伝えしていきますね。
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目次
日常の中でできる!顔の乾燥肌対策
1.睡眠不足を解消する
乾燥肌をこじらせてしまう原因の1つが、睡眠不足。
というのも、人間のお肌の細胞は一定の周期で生まれ変わるもの。
個人差はありますが、大体28日程度で新しい細胞に入れ変わるとされています。
これがいわゆる「ターンオーバー」なのですが、これを一定の周期に保つ働きをしているのが「成長ホルモン」。
この成長ホルモンは、睡眠中に分泌されるので、睡眠時間が不足すると、成長ホルモンの分泌も低下。
その結果、お肌のターンオーバーが遅れがちになり、角質層(お肌の最も上の層)でお肌の水分を保ってくれている成分・セラミドが作られる量を減らしてしまうことになります。
なので、睡眠不足には要注意なのですが、注意してほしいのは、「寝る時間」よりも「寝始めてから3時間をいかに深く眠るか」ということ。
というのも、成長ホルモンは、眠りについてから最初のノンレム睡眠(脳が眠っている状態)1時間半と、レム睡眠(体は深く眠っているのに、脳は起きている状態)1時間半の間に多く分泌。
なので、この時間帯にしっかり眠ることができれば、乾燥肌を撃退することができるわけです。
ただし、そのためには、いくつか工夫が必要。
個人的に効果あり!と感じて実践しているのは、
- 寝る3時間前は、食べ物をとらない(胃の中に食べたものが残っていると、消化活動により胃が働き続けるため、興奮状態になって寝付けない)
- 寝る1時間ほど前にゆっくりお風呂に入り、体をあたためる(寝る前に体温が戻っているようにする)
- どんなに忙しくても、寝る1時間前はケータイ・スマホは禁止(脳が覚醒していまい、眠りが浅くなるから)
- 明かりを消して、完全に暗い状態で眠る
の4点。
私は眠りが浅い方なのですが、この4点を実行したところ、「寝始めてからの3時間」をかなりしっかり眠ることができるように。
以前は、途中で結構目が覚めてしまうことが多かったのですが、それが全くなくなりました。
2.スキンケア法を見直す①:洗顔編
実は、顔の皮膚は体に比べて薄く、厚さ平均1.5~2mmくらい(部位にもよりますが、体は約2~3㎜程度)。
まぶたに至っては、0.6㎜程度しかないため、刺激・摩擦にとても弱く、間違ったスキンケアをしていたら、そのダメージをもろに受けてしまいます。
特に注意が必要なのが、洗顔法。
毎日しっかりメイクをしているから、顔もしっかり洗わなきゃ~、というお気持ち、よ~くわかるのですが、まず見直してほしいのは、洗顔の時のお湯の温度。
熱すぎるお湯で洗うと、汚れだけではなく、顔の必要な保湿成分まで落としてしまうので要注意。
26~30℃のかなりぬるめのお湯で洗顔するようにしましょう。
あと、ついやってしまいがちなのは、洗っている最中と洗顔後顔を拭くとき、ついゴシゴシと力をこめてしまうこと。
その摩擦も乾燥につながってしまうので、洗顔の時、つい力を込めてしまう人は、できる限りやさしく洗うことを心がけて!
私もそうだったのでよくわかるのですが、「洗う・拭く」というよりもむしろ「濡らす・水気をとる」ぐらいのイメージで、タオルを扱うといいですよ。
3.スキンケア法を見直す②:洗顔後の保湿編
肌がべたつくのいやだから、乳液つけたくないんだよね~という方。
それが乾燥肌を引き起こしているので要注意です。
というのも、洗顔後に化粧水をたっぷり使っても、それだけで終わりにしてしまうと、せっかく補った水分がすぐに蒸発。
下手すると、化粧水は全部ムダ~、なんてことになりかねません。
なので、乳液はしっかりとつけましょう。
また、顔を洗ったはいいけれど、その後、ついいろいろと用事をしてしまう方、それ、乾燥肌を悪化させるので注意して!
洗顔後のお肌は、脂質や天然保湿因子、皮脂膜といったうるおい成分が洗い流され、非常に無防備な状態。
できるだけ時間を置かずに化粧水・乳液・クリームなどでしっかり保湿するようにしましょう。
4. バランスの取れた食生活を!
こうした「外側」からのケアに加えて、気を付けたいのが「内側」からのケア。
特に重要なのは、バランスの取れた食生活です。
まず、何をおいても重要なのは、やはりたんぱく質。
ダイエットブームの影響などもあり、近年、日本人のたんぱく質摂取量は著しく減っているというデータもあるのですが、たんぱく質が足りないと、お肌のターンオーバーがうまくいかず、乾燥肌も一気に進行。
特にお肌をはじめ全身の細胞は、夜寝ている間に合成や回復をするので、夕食のタンパク質は必須と言ってもいい存在です。
これに加えて欠かすことができないのが、たんぱく質の働きを助けてくれるビタミン・ミネラル類。
まず、ビタミンに関して言えば、ビタミンA(皮膚や粘膜を正常な状態に保つ働きがある)、ビタミンB2・B6(ターン―オーバーを正常な状態に保つ)、ビタミンE(お肌の血行を促進し、新陳代謝を活発にする)、ビタミンC(コラーゲンの生成を促進する)、とまんべんなく摂る必要がアリ。
ビタミンA(成人女子の1日当たりの推奨摂取量:650μg)は、
- ニンジン:810μg
- ほうれん草(葉・ゆで):450μg
ビタミンB2(成人女子の1日当たりの推奨摂取量:1.2mg)は、
- 納豆:0.56mg
ビタミンB6(成人女子の1日当たりの推奨摂取量:1.2mg)は、
- さけ:0.64mg
- まさば:0.56mg
ビタミンE(成人女子の1日当たりの推奨摂取量:6.0mg)は、
- かぼちゃ:4.1mg
- アーモンド:29.4mg
ビタミンC(成人女子の1日当たりの推奨摂取量:100mg)は、
- ブロッコリー:120mg
- イチゴ:62mg
などに多く含まれているので、こうした食材をうまく組み合わせてみましょう。
*含有量は全て100gあたり
と、こうしたビタミン類と同じくらい重要なのが、細胞分裂に深く関係している亜鉛。
お肌や髪の毛、爪などの健康を維持するのに必要で、不足すると、乾燥肌はもちろん、皮膚炎や湿疹なども引き起こしやすくなるので要注意。
成人女子の1日当たりの推奨摂取量:7.0mgに対し、
- アーモンド:4.4mg
- 納豆:1.9mg
- プロセスチーズ:3.0mg
などに多く含まれているので、毎日の食事に採り入れてみましょう。
*含有量は全て100gあたり
おわりに
いかがだったでしょうか?
私がお伝えした顔の乾燥肌対策、同じように砂漠状態(泣)のお肌に悩むあなたのお役に立てれば幸いです。
肌の乾燥は、確かに厄介だし、年と共にどうしてもうるおいは失われていくけれど(泣)、日々のお手入れや食生活を見直すことで、かなり良くなるはず。
日々、紫外線や空気の乾燥、花粉による乾燥と戦うそこのあなた!
私と一緒にがんばりましょうね!
[Writer:けい]
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