20Dec
毎日きちんとシャンプーしているはずなのに、なぜか頭皮がかゆい~!!
ということ、ありませんか?
実は私はそれに悩まされていたクチ。
イライラするし、ただでさえ乏しい(苦笑)集中力はなくなるし、どうすりゃいいの~っと髪をかきむしりながら(苦笑)叫びたくなるような日々を30+X年間送ってきました。
と、そんな私ですが、つい昨年、信頼できる皮膚科のお医者さんと、スゴ腕の美容師さんに出会ったことで運命が急転!
彼らのアドバイスにより、見事、髪をかきむしる日々から脱却を果たしたのです!
と、そこでここでは、長く辛い戦いを終えたこの私が、今、以前の私のように悩んでいるあなたのために、頭皮のしつこいかゆみの原因と対策についてお伝えしていきますね。
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しつこい頭皮のかゆみ:その原因と対策は?
1.頭皮の乾燥
意外に忘れがちなことですが、頭皮はお肌の一部。
乾燥肌になると、かゆみが出るのと同じように、頭皮も乾燥すると外部からの刺激に弱くなり、刺激や外部からの異物に反応し、かゆみが発生することがあります。
実は私は、このタイプ。
特に冬になるとかゆみがひどくなるな~、と思っていたところ、「それは空気が乾燥するからだよ!」と皮膚科のお医者さんが的確なコメント。
その他、
- エアコン
- 皮脂を取り過ぎる洗浄力の強いシャンプー
- 髪の洗いすぎ
なども、頭皮のバリア機能を低下させ、かゆみやかぶれ、場合によっては湿疹や炎症などを起こしてしまうのだそうです。
その後、お医者さんと美容師さんに相談したところ、乾燥が原因でかゆみが起こっている場合は、まず普段のヘアケアから見直す必要があるとのこと。
特に重要なのは、シャンプーの仕方。
頭皮がかゆいと、ついゴシゴシと力を入れたり、爪を立てて洗ってしまいたくなるけれど、これは乾燥を悪化させ、かゆみを強くしてしまうので、絶対ダメ!
下手すると頭皮を傷付け、炎症を引き起こしてしまう危険性もあります。
また、特に敏感肌の方は、シャンプーの「種類」にも注意。
洗浄力の強すぎるシャンプーを使ってしまうと、汚れだけでなく、頭皮を守ってくれている細胞間脂質(セラミド)や、必要な皮脂まで落としてしまうことも。
自分は乾燥肌だという自覚がある方は、洗浄力のマイルドな、頭皮にあまり刺激を与えないシャンプーを選ぶことをおススメします。
ちなみに、私(筋金入りの乾燥肌)は、これ↓を使用。
ジョン・マスターズ・オーガニックのイブニングプリムローズシャンプーです。
ダメージを受けたり、乾燥しやすい髪質の人におススメのシャンプー(by 美容師さん)なのですが、確かにこれを使うようになってから、髪はしっとり落ち着くようになったし、頭皮のかゆみもかなり改善。
もちろん、個人によって合うあわないはあるとは思いますが、地肌が乾燥気味という自覚のある方は、一度試してみることをおススメします。
他のシャンプーを使う場合は、合成界面活性剤不使用のものを選ぶといいと思います。
この合成界面活性剤は洗浄力がかなり高く、市販のシャンプーではほとんどの商品で使われているので、もし自分で探すなら通販で探すと種類も豊富ですよ。
あと、意外に重要なのは、お湯の温度。
熱すぎると、頭皮が軽いやけどを負った状態になり、炎症を引き起こしてしまう危険性があるので、湯船よりも若干ぬるめ(38度程度)のお湯で洗うようにしましょう。
そして、洗った後は、ドライヤーのかけ方にも要注意。
かけすぎは、地肌の乾燥→かゆみ発生につながるので、
- タオルドライを十分にしてドライヤーを使う時間はできる限り短くする
- 少なくとも頭皮から30cmは離してかける
など、頭皮にダメージを与えない上手なかけ方をマスターしましょう。
ちなみに、私の場合、炎症を起こしていたので、それを鎮めるために、皮膚科でお薬も処方してもらい、その後、上に書いたような日々のヘアケアを地道に見直すことで、見事、かゆみが治まりました!
2.脂漏性皮膚炎
「脂漏性皮膚炎」というのは、マラセチアという真菌(カビ)が原因で起こる炎症のこと。
このマラセチアは、人の皮膚には普段から存在する菌なのですが、皮脂を好み、皮脂が多い環境下で異常増殖。
肌に炎症を引き起こしてしまいます。
- カサカサとしたフケが多い
- 頭だけでなく、額や鼻の周り(いわゆるTゾーン)もベタついたり、赤くなったり、かゆくなったりする
などの症状がある方は、これが原因となっている可能性があります。 実はうちの母は、この脂漏性皮膚炎が原因のかゆみに悩まされたクチ。
かかった皮膚科のお医者さんいわく、患者には男性の方が多いと言われていますが、最近ではホルモンバランスの乱れなどにより、女性にも珍しくない症状なのだそうです。
お医者さんには、薬だけに頼るのではなく、日頃のヘアケアや日常生活の見直しで地道に治していくよく言われたそうです。
特に重要なのは、食生活を見直し、ビタミンB2とビタミンB6を積極的に摂るようにすること。
この2つには脂質の分解を手助けし、 皮脂の過剰分泌を抑える効果があるので、脂漏性皮膚炎にも効果を発揮。
- ビタミンB2が多い食べ物・・・納豆
(成人女子の1日当たりの推奨摂取量1.6mgに対し、納豆100gあたり0.56mg) - ビタミンB6が多い食べ物・・・カツオ、マグロ、サケ
(成人女子の1日推奨摂取量1.4mgに対し、カツオ100gあたり0.76mg、マグロ100gあたり0.94mg、サケ100gあたり0.64mg)
特に自分は脂性肌だわ~という自覚のある方は、こうした食品を積極的に摂るようにすることをおススメします。
その他、皮脂の過剰分泌の原因となるストレスや過労にも要注意。
睡眠時間は十分にとり、心と体しっかり休ませるようにしましょう。
ちなみに、うちの母は日常生活の改善もしっかりしたことにより、ほぼ1か月でかなりかゆみを治めることに成功。
頭皮状態はもちろん、体調も良くなったので、かえって良かったのかも~とのん気に笑ってました(笑)。
3.パーマやヘアカラー、ヘアケア剤の刺激
髪のおしゃれには欠かせないパーマやカラーリング。
けれど、実はこの時に使われる薬剤が、かゆみや腫れ、赤みなどの頭皮トラブルを引き起こすことがあります。
肌で言えば「かぶれている」の同じ状態にあたりますが、こうしたトラブルを避けるためには、頭皮にかゆみなどのトラブルがある時はもちろん、肌が乾燥気味だったり、体調がよくないときにも、カラーリングやパーマ剤の使用は控えた方がベター。
私もカラーリングをしているのですが、美容師さんからは、この点を厳しくチェックされています。
また、スタイリング剤の洗い残しや、シャンプー・トリートメントのすすぎ残しなども原因となるので要注意。
小さな刺激であっても、積み重なると深刻なトラブルを引き起こしかねないので、すすぎは入念に行い、余分な成分はしっかりと落とすようにしましょう。
おわりに
いかがだったでしょうか?
私のご紹介した頭皮のかゆみの原因と対策、しつこいかゆみに悩むあなたのお役に立てれば幸いです。
ただし注意してほしいのは、しつこいかゆみが続く場合や、痛みや湿疹を伴う場合。
特にヘルペスなどの場合は、すぐに治療しないとこじらせてしまう恐れもあるので、ちょっとでもおかしいと感じたら、皮膚科のお医者さんに相談しましょう。
かゆみは確かに嫌なものだけれど、これをきっかけに正しいヘアケアや日常生活を心がけるようにすれば、全身の健康にもつながるはず。
かゆみ徹底対策に乗り出したら、かえって髪も体も調子よくなった!と笑顔で言える日を目指して、私と一緒にがんばりましょう!
[Writer:けい]
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