6Sep
雑誌やテレビでも話題の炭水化物制限ダイエット。
比較的短期間でやせられるということもあり、興味を持っている方もいらっしゃるかと思います。
実は、私もその一人。
2~3年ほど前、一度試してみたことがありました。
ところが、あまり効果が出なかったうえ、体調が悪化。
結局3か月ぐらいでやめたのですが、その後、このダイエット法はそのリスクを十分理解し、かなり気をつけて行わなくてはならないということを学習。
自らの無知を反省しまくりました・・・
いったい何が悪かったのか?
今回は、私の経験を交えながら、炭水化物制限ダイエットの危険性について、皆さんにお伝えしていきますね☆
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炭水化物制限ダイエットのメカニズム
そもそも、なぜ炭水化物をカットすると痩せるのか?
ここでは、まずその仕組みをご説明したいと思います。
ダイエットというと、カロリーのことばかり考えてしまいますが、同じカロリーでも、太りやすい食事と太りにくい食事があります。
それを左右しているのが、食後の血糖値の変化。
食事で炭水化物を摂ると、血糖値が上昇し、すい臓からインシュリンが分泌されます。
このインシュリンは、糖をエネルギー源として肝臓や筋肉に蓄えますが、余分な糖分に関しては、脂肪細胞へと運搬。
皮下脂肪や内臓脂肪として定着→太る
というコースに直結してしまいます。
なので、低炭水化物ダイエットは、一見理にかなったダイエット法に思われるのですが、問題は極端にカットしてしまうこと。
挫折&体調を崩す原因にもなりかねず、注意が必要です。
次は、その危険性についてお伝えしていきます。
どこが危険?低炭水化物ダイエット
1.燃えにくい体になり、リバウンドを招きかねない
まず、心にとめておいてほしいのは、炭水化物がエネルギー源として非常に重要な栄養素であるということ。
不足すると、私達の体は危機を察知。
筋肉中のタンパク質をエネルギーにして、脳や神経に糖質を行き渡らせようとします。
筋肉中のタンパク質が減れば、当然筋肉は減少し、基礎代謝も低下。
かえってダイエットの成果の上がりにくい体になる、冷え性が悪化するなどの残念な結果を招きかねないのです。
また、低血糖が続くと、脳は「体が飢餓状態だ!栄養を溜め込めねば!」と勝手に判断。
その結果、
ドカ食い→代謝の下がった体がばっちり栄養を吸収→リバウンド
という残念な結果にもつながってしまいます。
実際、私も、外食時にちょっとパンやパスタを食べただけで、体重が増加。
持病の冷え性も悪化し、特に冬場はかなりつらいものがありました(泣)。
これだけでもかなり大変だったのですが、特に女子にとっては、他にも気をつけなくてはならない点が!
次はそれについてご説明していきます。
2.腸内環境の悪化
実は、炭水化物には、エネルギー源以外にも重要な役割があります。
それは、腸内環境を整えるという役割です。
一般的に低炭水化物ダイエットでは、「炭水化物=悪者、タンパク質=味方」扱いされますが、腸の中での役割はむしろ逆。
タンパク質は悪玉菌を、炭水化物は善玉菌を増やすという役割があります。
なので、炭水化物を極端にカットし、その分タンパク質を摂るというダイエットを続けると、腸内環境は確実に悪化。
深刻な便秘、膨満感の原因ともなりかねません。
実は私もその口で、お米やパンを完全カットした途端、もともと滞り気味だったお通じが完全に遮断(泣)。
お腹が張ってタイトスカートが履けない、ニキビが悪化・・・etc.などという実に悲しい事態に陥りました。
「ダイエットのためだから~」と、むやみやたらにカットしてしまうのは、美腸のためにもよくないのです。
3.健康への悪影響
実のところ、人間の体の中には、ブドウ糖だけが栄養素となる臓器が存在します。
肺の粘膜や神経組織の内膜、眼の水晶体、血管壁がそれにあたるのですが、もし、完全に炭水化物をカットしてしまうと、これらの臓器に栄養が不足。
肺気腫や神経痛、白内障などを起こしてしまう危険性があります。
それだけでなく、動脈硬化や、血液がドロドロになることで、腎臓に負担がかかり、腎不全や腎炎などを引き起こしてしまうリスクも・・・・。
仮にそこまで深刻な事態にならなくても、極端な炭水化物カットは体内環境を確実に悪化させます。
終わりに
いかがだったでしょうか?
低炭水化物ダイエットの危険性について、いろいろと並べ立ててみましたが、安全&安心なダイエットを目指したい!というあなたのお役に立てれば幸いです。
結局、現在私は、運動中心のダイエットに切り替え、炭水化物は摂りすぎない程度にするという方法(1食あたりご飯150g、間食はしない)をとっているのですが、今のところ、こちらの方が経過は順調。
ストレスもたまらないし、体重もスローペースではあるけれど落とせている(1か月1キロぐらい)ので、この方法を続けたいと考えています。
健康的に痩せたいそこのあなた!
何にせよ、摂りすぎ、カットし過ぎは危険だということ。
これを心に留めて、バランスのとれた安心&安全なダイエットを心掛けてくださいね。
[Writer:けい]
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