15Jun
日焼け止めは塗ったし、日傘も持った。これで紫外線対策は完璧!・・・そんなふうに思っていませんか?
確かに、日傘は直射日光を遮る上では一定の効果アリ。
けれど、見た目や自分の好み、オシャレ感だけを基準に選んでしまうと、効果的な紫外線対策にはつながりません。
そこで、ここでは、高校生の時から日傘を使い始めて20+X年の私が、紫外線対策&日焼け止め防止のために有効な日傘の選び方と、その上手な使い方についてお伝えしていきますね☆
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日傘選びの大事なポイント
紫外線対策を考えるなら、「UVカット率」を基準に!
日傘の効果には大きく分けて、
- 暑さを和らげる効果
- 紫外線を防ぐ効果
の2つがあります。
これを表す基準が、「遮光率」と「UVカット率」。
ごく簡単に言うと、遮光率は、太陽光や蛍光灯などの「光」をさえぎる度合い。
この数値が高ければ高いほど、カンカン照りのまぶしさや暑さを和らげる効果が高い、ということになります。
これに対し、UVカット率は、その名の通り紫外線をさえぎる度合い。
というわけで、暑いのは嫌やけど、やっぱり紫外線の方が気になるわ~という方は、「UVカット率」の方をチェック。
私が使っている日傘↓は、UVカット率99.9%ですが、紫外線をさえぎるパワーはかなり強力。
日焼け止めを塗っても、日差しの強い時には必ず起こっていた頬骨のあたりの赤焼けが、ほぼ完全に起こらなくなりました。
たいていの場合、遮光率とUVカット率は比例して作られているようですが、しっかり確認して、「UVカット率の高いもの!」と自分にも言いかせながら、選ぶようにして下さいね。
内側の色に気をつけて!
最近の日傘って、本当にカラフルで、売り場を見ているだけでも楽しいですよね。
本気で紫外線対策を考えるなら、白よりも黒の方がおススメ。
というのも、白は、「光を反射する」ことで紫外線をカットしますが、すべての紫外線を完全に反射することはできず、一部の紫外線は日傘の繊維のスキ間から入り込んでしまう。
これに対し、黒は「光を吸収する」ことで紫外線をカット。
こちらも、全ての紫外線を吸収できるわけではありませんが、白に比べればカットする割合は高いからです。
とはいえ、UVカット率さえ高ければ、基本的に外側はどんな色でもOK。
ただし、日傘の「内側」の色には気をつけなくてはいけません。
というのも、紫外線というやつは、上から降り注ぐだけではなく、地面に反射して下からも「攻撃」してきます(いわゆる「照り返し」というやつですな)。
もし、この時に日傘の内側が白いと、この「照り返し」が日傘の内側にさらに反射!
その結果、日傘の中で紫外線の集中砲火(笑)を浴びることになってしまいます。
というわけで、表の色は自分の好みを優先させてもOKですが、内側は黒(orそれに近い色)!
これをキモに銘じておいてください。
私の日傘も内側が黒い↓ですが、これはベテランの店員さんのアドバイスによるものです。
生地は「分厚め」でいきましょう
レースとか、透けるような素材でできた日傘って、カワイイですよね。
けれど、紫外線対策という点から考えれば、こうした素材の生地は、文字通り「穴だらけ」。
本気で日焼け対策に取り組みたいのなら、出来る限り分厚めの生地を選んだ方が得策です。
ただし、生地が分厚いと、その分どうしても重くなるし、風通しが悪くなるから空気がこもりがちになってしまう。
私の日傘も、風通しの悪さまでは感じませんが、結構重い。
持っているだけで、結構疲れる時もあるくらいです。
だから、紫外線と断固戦うべく、黒くて分厚い日傘を選ぶのはいいのですが、効果と重さのバランスを考えながら、選ぶようにしてくださいね。
日傘の「寿命」はどのくらい?
いろいろと選ぶポイントについて書いてきましたが、こうしたポイントに加えて気をつけなくてはいけないのは、UVカット効果の寿命。
これは、UVカット加工の種類によって異なってきます。
一口にUVカットの日傘といいますが、その加工の仕方は、大きく分けて2タイプあります。
- 製品になったものに、後から紫外線吸収剤などを吹き付けて加工したもの
- 紫外線吸収剤を繊維を作る段階で練り込んだもの(いわゆる「UVカット素材」というやつですな)
シロウト目ではどちらのタイプか判別できないので、店員さんに確認して購入するのがベストですが、基本的にお手軽な値段で買えるものは、①のタイプの日傘がほとんど。
このタイプは、強い日差しを浴び続けてしまうと見た目はほとんど変わらなくても、生地が摩耗してしまい、紫外線カット効果は低下。
その寿命は、大体2~3年とされています。
また、その寿命も、人間のカラダ同様、正しくお手入れしないと短くなってしまう。
いくら汚れが目立つから・・・と言っても、水洗いしたり、強く拭いたりしてしまうと、摩擦で表面のUVカット加工が落ちてしまう。
なので、ぬるま湯に浸したスポンジで軽く拭く程度にとどめておきましょう。
汚れがひどい場合は、中性洗剤を使うといいですよ。
これに対し、②のタイプは基本的に長持ち。
日焼けしても、色があせても、UVカット効果には変化ありません。
また、洗濯によってUVカット効果が薄れることがないので、水洗いも可能。
ただし、穴が開いてしまったり、破れたりすると、当然そこから紫外線は侵入してきますから、それだけには気をつけて下さいね。
ちなみに、私の使っている日傘は①のタイプのUVカット。
2週間に1回くらいのペースでお手入れしていますが、昨年買ったものなので、来年に向けて次の候補を見繕わなくては・・・
おわりに
いかがだったでしょうか?
私の日傘の選び方のポイント、日焼け対策に本気で取り組むあなたのお役に立てれば幸いです。
ちなみに、効果を重視するのも大事ですが、この夏は、ぜひともお気に入りの日傘を見つけて、オシャレに楽しく紫外線対策に取り組んでくださいね☆
[Writer:けい]
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