3Dec
保湿剤として、肌が弱い人でも使えるワセリン。
ドラッグストアでも色々な種類が売られていますよね。
子どもの頃から肌が弱かった私は、皮膚科に行くと大体、ステロイド剤とワセリンという組み合わせでお薬を処方されてました。
なので、ワセリンとの付き合いは長いほうなんですが、最近は皮膚科にいちいち行かなくても、大容量のワセリンがドラッグストアで手軽に買えてとっても嬉しいです♪
肌だけでなく、最近ではワセリンを唇のケアに使う方法も紹介されていて、ワセリンってすごいんだなと実感!
唇がぷるぷるになるという口コミで、やっている人も多いと思いますが、その反面、副作用があると心配する声も一部にあります。
そんな話を聞くと、「大丈夫かな?」と心配になってしまうものですよね。
そこで今回は、ワセリンを唇に使う際の使い方や、心配されている副作用、使う時に気をつけるべきポイントをご紹介しますね。
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目次
ワセリンって何からできてるの?
ワセリンの副作用や使う際の注意点に関係してくるのが、ワセリンの原料。
ワセリンは何からできているかと言うと、実は、石油なんです。
聞いた瞬間、「体に悪そう」って思いませんでした?
でも、石油って動物や植物が長い時間をかけて堆積して油になったもので、立派な天然資源!
ワセリンは、石油を精製して不純物を取り除いたもので、軟膏のベース剤や、皮膚の保護を目的として医療の現場でも使われています。
精製することで不純物を取り除くからこそ、肌の弱い人でも安心して使えるようになっているんですね。
ワセリンに種類はあるの?
ワセリンにもいくつか種類があります。
肌が弱い人は、ワセリンの種類の選び方を間違るとトラブルになってしまうことも。
今回は唇というデリケートな部分に使うものなので、健康は肌の人でもワセリンの種類を選んで使うのがおすすめです。
黄色ワセリン
黄色ワセリンはワセリンの中でも精製度が低く、不純物が多め。
その代り、価格が安く、手に入りやすいメリットがあります。
白色ワセリン
医療用にも使われているもので、黄色ワセリンよりも精製度が高く、不純物が少ないワセリンです。
ただし、不純物が全くないわけではなく、少量ですが、不純物が残っている状態です。
プロペト
プロペトは白色ワセリンよりもさらに高度に精製され、不純物が取り除かれたワセリンで、眼科などで眼球に直接使う軟膏のベースとしても使われています。
サンホワイト
プロペトよりもさらに精製度が高く、ほとんど不純物を含まないワセリンです。
使用感も、ワセリン特有の硬さというか、伸びの悪さは一切なく、クリームのように柔らかく伸びます。
特に肌が弱くて、白色ワセリンでもかゆみが出る人や、乳幼児にはおすすめです。
当然ですが、精製度が高くなればなるほど価格は高くなるし、手に入りにくくもなるので、自分の肌の状態に合わせて選んでくださいね。
個人的には、唇に使う場合は黄色ワセリンは避けたほうがいいと思ってます。
その理由は、次のワセリンの副作用のところでご説明しますね。
ワセリンの副作用とは?
ワセリンは、肌が弱い人でも比較的安心して使えるものですが、ワセリンを使うことによる副作用があるのも事実。
ここでは、ワセリンと上手につきあえるように、ワセリンの副作用と副作用が起きる原因についてご紹介しますね。
1.油やけする
油やけとは、油に混ざった不純物によって肌に色素沈着やシミができることです。
昔と比べると、精製技術が進歩しているので、今のワセリンで油焼けを起こすことはほとんどないといわれていますが、100%と言い切れないのも事実。
夏の強い日差しを浴びたり、長時間、日光に照らされていることで油焼けしてしまうことも、まれにあるんです。
特に、肌が弱い人や、肌が荒れていて、バリア機能が壊れている人は油焼けを起こしやすいので注意が必要です。
私は、ワセリンを顔に使う時は夜だけにして、ワセリンをつけたまま日光を浴びないようにしてますよ。
2.唇が荒れる
せっかく唇のケアをしたのに、ワセリンで唇が荒れてしまうなんて最悪…。
これも、ワセリンそのものではなく、ワセリンに含まれる不純物が悪さをして起こるものなんです。
唇は皮膚と粘膜の間と言ってもいいくらい、とってもデリケートな部分。
皮膚だと、肌の表面にバリア機能が備わっていて、紫外線や外気、ホコリや化粧品などに含まれる刺激物から肌を守ってくれる働きをしています。
唇の場合はそのバリア機能がものすごく弱い上に、薄く、刺激は受けやすいわ、紫外線には弱いわ、本当に繊細な部分なんです。
なので、体や顔には問題なく使えたワセリンでも、唇に使ったら荒れた!なんてことも起こり得るってこと。
そう考えると、いくら健康な肌の人でも、不純物が多い黄色ワセリンは避けたほうが無難。
肌が弱い人や、荒れている人の場合は、特に気をつけたほうがいいです!
私は、手や体には白色ワセリン、顔や唇にはプロペトを使うようにしていて、今のところトラブルは全くありません♪
ワセリンの使い方のポイント
ワセリンの選び方や副作用がわかったところで、次にワセリンを効果的に使う方法を見ていきましょう。
ワセリンはそれ自体に保湿効果はありません。
肌の上に膜を張ったようになるので、それが肌から水分や油分の蒸発を防いでくれたり、外部からの刺激から守ってくれるんです。
つまり、肌そのものにそなわっている、バリア機能を補ってくれるような働きをするんですね。
このワセリンの効果を最大限に活かせるのが、何と言ってもパック!
ワセリンを使うことで、ワンランク上のリップケアができるんです♪
1.ワセリンパック
即効性が期待できる方法なので、今すぐ唇をなんとかしたい!という人にはとってもおすすめ。
用意するものははこちら↓
- ワセリン(白色ワセリン~サンホワイトがおすすめ)
- はちみつ
- ラップ
たったこれだけ。
すぐ準備できそうでしょ?
では、早速やり方をみていきましょう。
- ワセリンとはちみつを1:1で混ぜる
- 唇全体を覆うように薄く伸ばす(唇をこすらないように優しく)
- ラップで覆って5分~8分放置
- ぬるま湯で軽く洗い流す
ワセリンとはちみつの分量はお好みで変えても大丈夫です。
ワセリンだけでもいいんですが、ワセリン自体には保湿効果はないので、唇に刺激の少ないはちみつで保湿効果を補うのがポイント。
ワセリンはあくまでも、唇の上に膜を作って水分の蒸発を防いでくれるだけなので、保湿してくれる成分を混ぜることで効果倍増!
はちみつが苦手な人は、例えば普段使っているリップクリームを厚めに塗って、その上にワセリンを伸ばしてパックしてもいいと思います。
3日続けると、唇がぷるっぷるになるのを実感できますよ♪
2.ワセリンマスク
ズボラな私のお気に入りの方法がこれ(笑)
用意するのは、ワセリンとマスク。
やり方もとっても簡単♪
- 唇にワセリンを少し厚めに塗る(あまり厚ぼったくなりすぎるとNG)
- マスクをして寝る
たったこれだけ(笑)
でも、続けていると、唇の縦ジワが薄くなって、ぷるんとしてくるんですよ!
私と同じようにズボラな人には、ぜひ!おすすめしたい方法です!
私は、ワセリンの前にリップクリームで保湿をしてから、ワセリンを塗ってマスクをして寝てます。
寒い冬でも唇がカッサカサになることがなくなりました!
他にも、例えば口紅で唇が荒れてしまう人は、ワセリンを塗ってから口紅を使うことで、唇が荒れにくくなります。
最近は唇に直接塗れるタイプのワセリンもあるので、リップクリームでも唇が荒れてしまう人には嬉しいですよね♪
まとめ
肌が弱い人でも比較的安心して使えるワセリン。
ワセリンの特徴を理解して、種類を選ぶことで、安心して唇にも使えるとっても頼もしい存在です。
- ワセリンパック
- ワセリンマスク
今回ご紹介した2つは、とっても簡単ながら、すっごく効果的!
寒い冬でもぷるっぷるの唇になれるので、ぜひ試してみてくださいね♪
〔Writer:しろつめくさ〕
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