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ハイドロキノンに発がん性はある?安全に使うポイントは?

美白成分として注目を集めているハイドロキノン。

最近では美白化粧品に配合されることも増えたので、耳にしたことがある人も多いのではないでしょうか?

強力な美白作用から「お肌の漂白剤」とも言われています。

昔々の無防備な生活がたたって、シミやソバカスに悩む私。

美白成分と聞くと真っ先に飛びついて試すんですが、ハイドロキノンに関しては、ちょっと様子を見てました。

なぜかというと、一部で発がん性が疑われていたから。

美しさと健康のどちらを取るかって言うとオーバーですが、正直、ガンは怖い。

そんなわけで、今まではビタミンC誘導体やらトラネキサム酸やら、ハイドロキノン以外の美白成分を使いながら今までやってきたわけです。

でも…、やっぱり気になる!!

だって、強力な美白作用を持つ成分なんて、すっごく気になるし、自分の肌で効果を確かめたい!と思うのが、人の心ってもんじゃないですか(笑)

ただ、やっぱり怖さもあったので、一度きちんと調べてからにしようという結論に♪

今回は、ハイドロキノンの発がん性と安全な使い方のポイントについて、私が色々と調べたものをまとめてご紹介します。

興味はあるけど心配…、と思っているあなた、必見ですよ!


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ハイドロキノンってどんなもの?

強力な美白作用を持つハイドロキノンですが、そもそもどういう成分でどんな効果があるんでしょう?

ハイドロキノンはコーヒーやイチゴ、麦芽などに含まれる天然由来の成分で、強い抗酸化作用があります。

抗酸化作用とは、私たちの体を酸化させ、シミやシワを作り出したり、動脈硬化などを引き起こす活性酸素の働きを抑えてくれる働きのこと。

アメリカでは、シミや色素沈着の治療薬として使われるだけでなく、早くから化粧品に配合されていて、美白成分と言えばハイドロキノンというくらい知名度が高い成分です。

(参照:シミ消し効果で話題のハイドロキノン。気になる副作用と正しい使い方

日本では、「お肌の漂白剤」と言われるほど強力な美白作用から、使用できなかったものが、2001年に薬事法が改正され、化粧品にも配合できるようになりました。

ハイドロキノンの美白効果は主に3つ。

1.酸化酵素の働きを抑える

これは、先ほどご紹介した抗酸化作用の働きになりますが、肌にシミを作り出す酸化酵素、チロシナーゼの働きを抑えてくれるんです。

それによって、シミを防いでくれる効果が期待できるんですね。

2.メラノサイトを減少させる

メラノサイトというのは、すごくわかりやすく言うと、シミを製造するための工場のようなもの。

メラノサイトの中でシミを作り出すチロシナーゼが働き、メラニン色素を作り出してシミが完成するわけです。

このメラノサイトは紫外線などの刺激で増えるので、年齢とともにどんどん増えていきます。

さらに怖いことに、普段は紫外線などの刺激を受けて、メラニン色素を作り出すんですが、加齢による異常などで、刺激がなくてもどんどんメラニン色素を作り出してしまうことも!

そんな工場いらんわー!!(笑)

ハイドロキノンには、このメラノサイトの働きを抑制してくれるので、シミを抑制する効果が期待できるんです。

工場が動かなければ、シミもできにくくなるってことですね♪

3.還元作用

これは他の美白成分にはないハイドロキノン特有の特徴なのですが、「お肌の漂白剤」と言われる通り、できてしまったシミを元に戻す働きのこと。

酸化によってできてしまったシミを還元してくれるので、今あるシミに作用して薄くしてくれる働きがあると言われています。

他の美白成分は、①と②のメラニンの生成を抑えてシミやソバカスを防ぐ効果しか謳えないのに比べ、ハイドロキノンは今あるシミにも積極的に働きかけてくれるというわけ。

そりゃぁ、試したくもなっちゃいますよね♪♪

ハイドロキノンに発がん性はあるの!?

これだけの美白効果が期待できるハイドロキノン、使ってみたい!

でも、やっぱり気になる安全性…、ですよね。

私と同じように、不安を抱えている人も多いと思うので、ハイドロキノンの発がん性についてご紹介しますね。

ハイドロキノンに発がん性があると言われている理由は、アメリカ食品医薬品局のラットを使っての実験結果によるところが大きいようです。

ラットに高濃度のハイドロキノンを内服させたところ、発がん性が認められたという報告がなされました。

ただし、このアメリカ食品医薬品局、2%以下であれば店頭で販売できる化粧品に配合してもOKという判断をしています。

さらに、世界保健機関(WHO)の外部機関である国際がん研究機関は、ハイドロキノンの発がんリスクについて『グループ3(ヒトに対する発がん性が分類できない)』に分類しています。

国際ガン研究機関の発がんリスクの分類は、5つ。

  • グループ1 …ヒトに対する発がん性がみとめられる
  • グループ2A…ヒトに対する発がん性がおそらくある
  • グループ2B…ヒトに対する発がん性が疑われる
  • グループ3 …ヒトに対する発がん性が分類できない
  • グループ4 …ヒトに対する発がん性がおそらくない

ハイドロキノンが分類されているグループ3はお茶やコーヒーなど、私たちがよく口にしているものも含まれているので、それほど心配しないといけないわけでもなさそうです。

(参照:ハイドロキノンに発がん性はある?専門家や公的機関の見解まとめ:アンチエイジング日記

発がん性があると認められているのは、あくまでも高濃度のハイドロキノンを内服させた場合であって、濃度が低いハイドロキノンを肌に塗る場合ではないということですね。

それに、ラットに服用させての実験なので、人体にも同じ影響が出るかはわからないというところだと思います。

個人的には、ラットに服用させて発がん性が認められるのであれば、人でも同じことが言えると考えられるのかな?と思いますが、今回は飲むわけではないんですよね。

さらに言うと、濃度が低いものを一定期間、肌に塗るだけなので、使用方法や用量をきちんと守って使えば安全かなって私は思います。

私は、毎日3杯くらい必ずコーヒーを飲んでるので、多分、ガンになるならそっちでもうなってるはずだし(笑)

ハイドロキノンを安全に使うポイント

肌に塗る場合の発がん性が認められているわけではないとは言え、「お肌の漂白剤」と言うほど強力な美白作用がある成分ですから、もちろん使う際には注意が必要。

ハイドロキノンはコーヒーやイチゴ、麦芽に含まれる天然成分ですが、天然成分=安心というわけではありません。

むやみに手を出して、思わぬ肌のトラブルを招くこともあるので、しっかりポイントを理解しておきましょう。

1.濃度を必ず確認する

私もそうなんですが、「濃いほどいい!」って思っちゃうんですよね。

でも、「濃い=肌への刺激も強い」ということを忘れてはいけません。

1%~3%くらいの濃度であれば、肌への刺激が少ないので、必ず濃度を確認しましょう。

それから、濃度が低いものであっても、使う前には必ずパッチテストをしてくださいね。

2.冷暗所に保管する

ハイドロキノンは他の美白成分と比べても、特に酸化しやすい成分です。

商品化されているものは、空気に触れない容器に入れられていることが多いものですが、使う時に、全く空気に触れないまま使うことはできません。

また、熱や光にも弱く変質しやすいので、必ず冷暗所に保管して使用期限までに使い切るようにしましょう。

3.異常が出たら使用を中止する

どの化粧品にも言えることですが、肌に異常を感じたら、すぐに使用を中止しましょう

アレルギー反応の場合は、最初は問題なく使えていたのに、続けて使っているうちに刺激を感じたり、肌が荒れてしまうこともあります。

今まで大丈夫だったからと使い続けるのではなく、少しでもおかしいと感じたら使うのをやめて様子を見てくださいね。

炎症やかぶれ、湿疹などが出た時は、必ず病院を受診するようにしましょう。

まとめ

話題の美白成分、ハイドロキノン。

  1. 酸化酵素の働きを抑える
  2. メラノサイトを減少させる
  3. 還元作用

これだけの効果が期待できるとなると、使いたくなりますよね。

安全性についても、今回、色々と調べた限りでは、適正な濃度のものを、正しく使っていれば問題はなさそう。

私も早速、使ってみようと思います!

ハイドロキノン配合の商品を選ぶ時に、レビューを確認して、しっかりした評価があるものを選ぶのも、安心できるのでおすすめですよ♪

〔Writer:しろつめくさ〕


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